たけなかまさはるブログ

Yahooブログから2019年8月に引っ越しました。

毎度の講談社、現代ビジネス、マネー現代に掲載されました。
掲載では図表は3つに絞ってありますが、あと2つ補足図表をここに掲載しておきます。


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一部引用:「日経平均株価指数や米国のS&P500などに連動した投資信託やETFで長期分散投資(インデックス投資)を行う個人投資家が日本でも増えてきたようだ。
そこで株価のボラティリティ指数を利用することで、インデックス投資の中長期のリターンを劇的に引き上げる簡単な手法をご紹介しよう・・・

最後に「こんなに簡単に長期の投資リターンが上がるなら、なぜ投資家はみなそうしないのか?」という問いに答えよう。

まず金融機関のディーラーと呼ばれる人達はその職務の性質上、短期売買を運命付けられており、長期投資の手法を利用できない。また生保や年金運用の委託を受ける機関も長期性の資金でありながら、毎期ベンチマーク対比で評価されるため2~3年間もナンピンを継続するような本当の長期投資手法は使えない。それができるのは個人投資家だけなのだ。

またアカデミズムでは「株価指数が示すような市場平均の投資パフォーマンスを長期にわたって上回ることはできない」という効率的市場仮説が依然支配的である。

しかし現実の市場でこの仮説が適用できるのは8~9割程度の平常な局面であり、残り1~2割程度の局面では投資家は過度な悲観や楽観に捕らわれる。

そうした局面では価格形成の合理性が壊れ、株価の過小評価や過大評価が発生する。ボラ指数を手掛かりにそうした極端な局面で逆張り投資することでリターンの向上が実現できるのだ。

筆者が考えるインデックス投資でリターンを向上させる要諦は、①景気後退期に買い、景気回復期に売る、②インデックスがその長期移動平均から乖離度が大きくなったら逆張りする、③本論で述べたボラ指数を重要な判断材料とする、以上の3つである。

筆者自身は3つの観点を総合して投資判断を行っている。ここで示したボラ指数の一定水準で売買を行う試算は、ボラ指数の有効性を検証するためのものであり、実際の運用はもう少し柔軟性があってもいいかもしれない。」

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図表1から3は掲載本文と同じものです。
図表4は本文中でケース④として示した投資の累積投資額と資産時価評価額の推移を示したもの。

図表5は日経平均VIの下位16.5で日経平均ETFを売り、上位33で買った場合に、各売買時点で日経平均の3年移動平均値をどの程度上回っているか(売りの場合)、あるいは下回っているか(買いの場合)の分布を示したものです。

売りの場合は99%で3年移動平均値を上回っており、平均上回り率は17%、買いの場合は89%で3年移動平均値を下回っており、平均下回り率は22.6%です。

つまり日経平均VIの水準を手掛かりに売買することで、中長期的なbuying low selling highが実現できることを示した散布図です。



図表1



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図表2
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図表3
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図表4
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図表5
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大坂ナオミの全豪オープン決勝戦を見て考えたことを書いておこう。第2セット、第9ゲーム目に訪れたチャンピオンシップポイントをナオミが逃した時、タイムをとってタオルを頭からかぶってトイレに行ったのが妙に印象的だった。 心の動揺を鎮めるためのタイムだったのだろう。その後、気分を一新したようなプレーで第3セットを取り、優勝を決めた。

ナオミが言う「ガマン」の意味

ナオミが過去3年ほどで急速に強くなった時にインタビューで「以前と何が違うようになったのですか?」と問われて「う~ん、ガマンかな。ガマンできるようになった」と答えたことが脳裏に浮かんだ。

アスリートにとって「負けるものか!」という強烈な闘争心は、練習でも試合でも、決定的に必要な条件だろう。世界大会で優勝するほどのスーパーアスリートならば、その闘争心は並大抵のものではないはずだ。 その強い闘争心が折れそうになる心を支えて、自分の限界に挑戦するような練習を繰り返し、試合で不利な状況になっても跳ね返す力になることは疑いない。

しかし試合で思ったようなプレーができない時、強烈な闘争心は強いストレスも引き起こすはずだ。闘争心が人並み外れて強い分だけ「クソッ!クソッ!」というストレスも強烈になって、心の動揺を引き起こす。ストレスによる心の動揺は、そのままプレーの動揺となり、敗因となる。つまり両刃のやいばなのだ。

昨年の全米オープンの優勝決定戦でナオミと対戦した女王セリーナは、思う様にプレーが決まらなかったストレスを審判に向けて自滅してしまったのも、そういうことだ。

だから強烈な闘争心と同時に、その闘争心故に生じる強いストレスをコントロールできる術を身に付けないと、世界大会で優勝できるようなスーパーアスリートにはなり得ないのだろう。

卓球の張本智和と伊藤美誠

そこで脳裏に浮かぶのは、卓球の張本選手だ。彼は一打決める度に「ったぁー!」と叫ぶアクションがひと際強い。それで自分の闘争心を鼓舞しているのだ。しかし彼がこの先も世界のトップクラスでプレーを続けるためには、その闘争心から生じるストレスをコントロールできるようにならないと、安定的に勝ち続けることはできない感じがする。

それと非常に対照的な試合を見せてくれたのが、昨年ストックホルムの大会で世界ランキング1位の朱雨玲を破って優勝した伊藤美誠のプレーだった。 伊藤はリズミカルに身体を動かすフットワークを続けるだけで、闘争心を鼓舞するようなアクションはほとんどなかったが、そのプレーは神業の連続で、ランキングトップの朱がまるで格下の選手の様に見えるほどだった。 伊藤の「ゾーンに入った」という状態が、試合の最初から最後まで続いた。 

試合後のインタビューで、伊藤は「他のことは全く考えずに、一打一打にもの凄く集中できて、気が付いたら勝っていた」と答えたのが印象的だった。 闘争心で自分を駆動する次元を超えていたのだ。

ブルース・リー「燃えよドランゴン」でので語り

そこでまた想起するのが、映画「燃えよドラゴン」で主演ブルースリーが、カンフーを修行している少年に語った言葉だ。 セリフを再現しておこう。

  リー:Kick me.  Kick me. What was that? An exhibition? 
 We need emotional content. Try again. I said emotional content, not anger. 
 Now try again, with me. That's it. How did it feel to you? 
 弟子:Let me think. 
 リー:Don't think! Feel. It is like a finger pointing away to the Moon.  
 Don't concentrate on the finger or you will miss all that heavenly glory.

拳法家の目指す境地を語った言葉なのだと思う。
単純な闘争心や怒りによる駆動では2流のレベルまでしか届かない。
何事にも心を奪われず、自分を解放したもう一段上のレベルに本当の栄光があるんだよと語っているようだ。
ナオミが達したスーパーアスリートの次元も、そういうレベルにあるんだと感じた。

ブルースリーのセリフの意味について、興味深いことを語っているブログ:

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講談社、現代ビジネス、マネー現代、今朝掲載されました。

「リーマン級の株価下落で、公的年金の評価損は「40兆円」を超える
それでも長期分散投資を続けるべき理由」

引用:「事前に単年度でどれほどの評価損が生じ得るか試算を示そう。その上で、公的年金の積立金が外国株を含むリスク性資産を保有することには、単に長期的なリターンを向上させる以上の意味があることをご説明しよう・・・」


週刊エコノミスト「世界経済2019総予測」12月25日発売(2019年1月1日&8日合併号)に、米国経済の見通しについて寄稿しています。以下、字数の制約で掲載できなかった図表も含めて図表中心に掲載しておきます。本文は雑誌をご覧ください。

page 32-33
クレジットサイクル観点から、2009年を底に始まった米国の景気回復過程が最終局面に近いことを示す図1
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家計部門は2008年前のような過剰債務には傾いていないことを示す図表(本誌非掲載)
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図2、OECD Leading Indicator、米国、中国、OECD全体
中国の景気循環がOECD全体の循環に3カ月から6か月先行していることに注意
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次期景気後退の先行シグナルとして注目される長短金利差に関する図(非掲載)

引用:これら3通りの長短金利差についてFRBがデータを開示している1976年以降で検証すると、景気後退期は5回起こり、長短金利逆転は6回起こった。つまり1回、98年に起こった長短金利差逆転はそのまま景気後退に至らず、シグナルとしてはダマシだった。
 また長短金利差逆転が起こってから景気後退が始まるまでの平均月数は、①14か月、②16か月、③16か月とかなり時間がある。本稿執筆時点では長短金利差逆転は、③の5年物と2年物利回りでしか生じていないが、近々にあと2つの長短金利格差も逆転すると仮定しても、景気後退が始まるのは2020年の可能性が高いということになる。」

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以上




株価のベアーな雰囲気が広がっている時に火に油を注ぐようで恐縮ですが・・・
「日経平均1万5000円!ドル円1ドル90円かそれ以上の円高!」

竹中正治の紫婆化か?
いやいや、過去の景気循環と株価、円相場の関係性に基づいて見込みを立てれば、その程度の中期循環的な揺れ戻しは自然な結果と言うだけです。
今朝掲載されました。


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引用:「筆者は10円幅かそれ以上の次の大きな動きは円高であり、日本株も円高に連動して下落し、日経平均で2万円割れの下げとなる公算が高いと考えている。その理由をご説明しよう。
ドル円相場はどの程度まで円高に振れるだろうか。景気後退には至らなかったが、中国の景気急減速と株価急落が起こった「チャイナショック」の2015年後半~16年前半、ドル円相場は120円台前半から100円近辺まで円高に振れた。

それを参照して考えると、来年以降、米国の景気後退がはっきり見えて来た段階で前年比10%程度の円高は最低限覚悟すべきだろう。さらにFRBが金利の引き下げに動いてドル円の金利差が縮小すれば、1ドル90円かそれ以上の円高も自然な結果だろう。

仮に米国株が既述の通り1950年以降の平均30%前後の下落を起こすと想定すると、図2の関係から日本株の下落は直近の高値から40%前後は下がることを覚悟する必要があるだろう。

今年の日経平均の高値が24448円なので、40%の下落で14668円となる。私としては次期景気後退時に日本株の底値が日経平均で1万5000円前後までにとどまれば「上出来」だと思っている。」

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