この週末、引き受けた書きものに追われているのだが、困ったことにこういう時に限って気晴らしにブログをいじりたくなる。
以下のgonchanさんのコメントに反応して、仮想対話が脳裏に浮かんだ。
「長年の住宅と株式の上昇という資産効果(および担保価値増大から来た借金)の恩恵から所得(9.5%の失業率)というフローへの対応変化はあとどれぐらいかかるのでしょうかね」
要するにアメリカの家計のバランス・シート調整が終わって、経済成長が巡航速度に戻るのに、あとどのくらいかかるか、という問題であろう。
 
仮想対話:船上のコロンブスと副官の対話
 
副官 「船長、この海をこのまま西に進めば本当にアジアに着くんですかい?」
コロンブス 「必ず到着する。間違いない」
 
副 「西の海の果てには巨大な滝があって、そこがこの世界の終わりで、その滝から落ちると奈落の底だって・・・・そう言っている奴もいるんですが・・・?」
コ 「そんなことは決してあり得ない」
 
副 「じゃあ、後どのくらいかかるんでしょうかねえ?水兵たちが不安がっていいるんですが・・・」
コ 「わからん」
 
副 「えっ!? わからないんですか?」
コ 「距離は推測したが、船の速度は風と海流次第だから、わからん」
 
副 「もうちょっと行ってみて、ダメだったら引き返すとか、考えてみませんか?」
コ 「全く考えていない」
 
副 「でも食糧にも限りがあるし・・・」
コ 「魚でも釣ろうか」
 
副 「水も限りがあるし・・・」
コ 「雨が降るだろう」
 
副 「戻りたいって騒ぐ水兵もいるし・・・」
コ 「船を降りて泳いで戻るがよかろう。止めぬ」
 
副 「・・・・・・わかりやした、食糧の足しに魚でも釣ってきます」
コ 「ご苦労、私はカツオのあぶり焼きが好物だ」
 
おわり