ナドレックさんのブログです。今回の実写版映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を切り口に採り上げています。それ以外の映画、アニメも豊富に盛り込まれています。
冒頭だけ引用します。あとは是非ブログお読みください。なかなか楽しい内容です。
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「その惹句を目にしたとき、作り手の並々ならぬ想いを感じた。
それは、どこまでをヤマトと考えるのか、という大問題だ。
「必ず、生きて還る。」
それが、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』の宣伝に採用された惹句である。
この文言に接して、ヤマトファンは2つのことを連想するだろう。
1つは、『宇宙戦艦ヤマト』第1テレビシリーズ(1974年)の主題歌における次の一節だ。
必ずここへ 帰って来ると
手をふる人に 笑顔で答え
そうだ、第1テレビシリーズは、帰ってくるためにはどんな困難をも乗り越える物語だった。
そして2つ目は、続編『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』(1978年)の宣伝で流れた言葉。
「君は愛する人のために死ねるか」
この映画は、帰れない覚悟を迫る物語だった。
方向性がまったく異なるこの2作を、私は同じシリーズだとは思っていない。設定や登場人物に共通点はあるものの、意図するところ、目指すところが相容れないからだ。」
それは、どこまでをヤマトと考えるのか、という大問題だ。
「必ず、生きて還る。」
それが、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』の宣伝に採用された惹句である。
この文言に接して、ヤマトファンは2つのことを連想するだろう。
1つは、『宇宙戦艦ヤマト』第1テレビシリーズ(1974年)の主題歌における次の一節だ。
必ずここへ 帰って来ると
手をふる人に 笑顔で答え
そうだ、第1テレビシリーズは、帰ってくるためにはどんな困難をも乗り越える物語だった。
そして2つ目は、続編『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』(1978年)の宣伝で流れた言葉。
「君は愛する人のために死ねるか」
この映画は、帰れない覚悟を迫る物語だった。
方向性がまったく異なるこの2作を、私は同じシリーズだとは思っていない。設定や登場人物に共通点はあるものの、意図するところ、目指すところが相容れないからだ。」
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まことに同感。オリジナルのTVアニメが強調していた「生還」「救済」の希望が、続編では「犠牲」「滅私」にすり変わっていると感じていた人は少なくないと思います。
かなり長い論考ですが、その他の指摘にも共感、同感する点が多いです。
私の日経ビジネスオンラインの論考「『なぜもっと早く降伏できなかったのか』を議論しよう」も複数引用して頂いています。
かなりの映画・アニメ系知的オタクと見ました。
引き続きよろしく、ナドレッグさん、「ど~この誰かは、知らないけれど~♪」
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