4月9日に開催された吉林大学(経済学部)での国際シンポジウムが中国メディアで紹介されていました。
 
写真で一番最初の画像で掲載されているのは一橋大学経済学部研究家の小川先生、日本人研究者の団長格です。
合計10数名の日本と中国の研究者が発表していますが、全ては掲載されていません。
私の発表は関心を惹いたのでしょうか、李晓先生(吉林大学での本件の筆頭)をトップに3番目に引用されていますね。
「竹中正治:
  美国是全世界资金流动的中心,只要不是美国对通胀风险的管理失败而引发美元大幅贬值,美元的地位就不会轻易被撼动
 原日本国际货币研究所经济调查部部长、日本龙谷大学经济学部教授竹中正治也表示,在全球金融危机之后,有人担心美国资金流动发生了巨大的变化,但并没有出现美元的暴跌,因为美国收回的资金与从美国撤出的资金进行了抵消,随后又回到危机之前的水平。这说明,美国是全世界资金流动的中心,只要不是美国对通胀风险的管理失败而引发美元大幅贬值,美元的地位就不会轻易被撼动。」
 
中国語をきちんと読めないので、正確に引用されているのか分かりませんが、感じとしては誤解されていないようです。
 
ところで発表者のおひとり中国銀行のエコノミストさんのしゃべり方が、経済・金融問題の講演というよりも、まるで政治演説、それも思いっきり肩に力を入れてしゃべるアジ演説調なので、驚きました。(@_@)
聞いてて疲れる(中国語だから分かりませんが)。しゃべる方もエネルギー超多消費型のしゃべりだから疲れるだろうに・・・。
 
北京から参加している日銀の駐在員の方に、「なんか場違いな調子で変ですよね~?」とささやいたら、「いやいや、こういう調子は中国ではむしろ一般的で、むしろ今回のシンポでは他の中国の先生方が例外的に我々にとって普通の喋り方ですね」と言われました。
 
へ~、革命時代や文化大革命の政治闘争時代の調子がそのまま定着してしまったんじゃないかと私には思えてなりません。