一国の政策の問題なのだから、どちらが勝った負けたの次元では困るんだが、
今回の日銀の政策発表は、「日銀が名を捨てて実を取った」というのが実情だろう。

安倍内閣が得たものは「2%の物価上昇率目標を盛り込んだ政府・日銀の共同声明」という看板だけだ。
看板を掲げても、その実現のためにするアクションは既定路線の延長でしかない。
 
つまり一段と大胆な量的金融緩和期待は「空振り」になったという記者の判断に私も賛成。
その結果、円安も株高もトレンド休止で、当面もみ合いに入る気がする。
 
次の焦点は4月に誰が白川総裁の後任に選ばれるかだろう。
あとは実体経済の回復基調がfollowすることに期待するしかなさそう。
 
ロイター記事「白川日銀の粘り勝ち、アベノミクスに軌道修正の気配」1月24日
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPTYE90L06R20130122
 
以上