他人に対してネガティブな感情を興奮させると、自分自身に対してもネガティブな感情が生じる。情動を支配する旧い(原始的)脳の部分は主語を理解できないからだ。
以下の精神科医、星野概念氏によるブログ、これはなかなか合点の説明だ。
 
http://modernfart.jp/2014/05/12286/
上記ブログに関連したNAVERの記事↓ (星野氏の説明の方が遥かに納得感が高い)

引用:「何らかの現象や言葉によって感覚の入力があると、扁桃体によって、その感覚が「快の情動」か「不快の情動」か判断される。それに基づいて反射的、本能的に情動行動が起こる。

情動行動までは原始的な脳による処理。この時点で主語の識別は出来ておらず、現象や言葉自体が危険なものであれば、自分のことで...
なくても本能的に「不快の情動」と判断する。

人間で最も発達している大脳新皮質は、行動を本能的なものにまかせず、その場を読んで情動行動を抑制し、合理的な行動を起こす。その場を読む、ということは、主語をはっきりさせるということでもある。これは反射的で本能的な情動行動に比べて、場を読むために、少し時間がかかる。

(SNSで)たまたまネガティブなつぶやきを連続して閲覧した場合、それに伴う不安定な情動は積み上げられていく可能性があります。そうすると、原因不明の不安感、イライラ感が膨らんでいくことになり、それに任せて、今度は衝動的な発信をする側になることもあります。そうなると、負の無限ループのような状態が発生する可能性もあります。」
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そういうことは直感的にはわかっていた。だから私はfacebookでもブログでもネガティブなことはほとんど書きません。背後に恨みや妬みの心理があるな・・・と感じさせる投稿などは「非表示」にして消す。

反対に他人のポジティブな出来事、快挙に対しては「素晴らしい!」と思うようにしている。

そうすると主語を理解できない旧い脳が勝手に興奮してくれて、自分自身にも「素晴らしい」というポジティブな情動が生じるようだ。それが「自分だって素晴らしいことができるよ」という気持ちを起こすためのベースになるのだと思う。(^^)v
 
関連して以前書いた私のブログ、以下ご参考まで
「元気が出る電脳ネットワークのつくりかた」