ダイヤモンドオンラインへの寄稿です。今朝掲載されました。

「スガノミクス脅かす最大の難敵「賃金停滞」の背後にある日本企業経営の病巣」

引用:「目から鱗(うろこ)を落とすために図表1をご覧いただきたい。これは、経済協力開発機構(OECD)から近年開示されたデータをもとに、2000~19年の主要先進国の時間当たりの実質賃金(消費者物価指数で実質化)の年平均伸び率と、労働生産性の年平均伸び率(時間労働当たりの実質付加価値の増加率)を表と散布図にしたものだ

「外れ値」と言えるような全体の傾向から乖離した国が2つある(近似線と関係性はこの2カ国を外して計算してある)。図表の下方に大きく乖離しているのが日本だ。2000~19年の平均値では、日本の労働生産性の平均伸び率は年率1.1%(17カ国平均値は1.0%)で低くない。ところが、実質賃金伸び率は0.0%であり、主要先進国平均値0.9%を著しく下回る。」

202011 図表1