ダイヤモンドオンラインの論考です。今朝掲載されました。
掲載当日は無料でアクセスできます。

冒頭引用:自民党総裁選に4名の候補が出そろい、9月29日の投開票日に向けて政策提示や論戦が展開されている。一方、立憲民主党は「アベノミクス検証委員会」を立ち上げ、批判的な検証結果を総選挙に向けたキャンペーンに利用しようとしているようだ。
 そこで改めて第2次安倍政権期の経済的な実績をレビューし、経済政策面で何を継承し、何を修正、追加すべきか考えてみよう。
 結論から言うと、「アベノミクス3本の矢」として提示された最初の2つ「デフレ脱却のための大胆な金融緩和」「機動的な財政政策」については、今や日米欧既存先進諸国では事実上の政策スタンダードになった感がある。日本ではすでに金融緩和政策の効果は尽きているものの、どの候補が自民党総裁を経て首相になったとしても、今の枠組みから大きく離れることはできないだろう。
 むしろ重要な違いが生じるのは、「第3の矢、成長戦略」に盛り込む各論である。その各論として何が望まれるのか。それも安倍政権期の実績レビューから示唆されることは少なくない・・・」

202109 図表1
202109 図表2