毎日新聞社の週刊エコノミスト11月の臨時増刊号にの掲載された以下論考をホームページにアップしました(PDF)。
 
 
編集者さんが付けたサブタイトルは「金ドル本位制はどのように変質していったか」なんですが、私としては上記のサブタイトルの方がピタリとするんです。 編集者さんは「不可能の三角形」という一般にはあまり知られていない用語を避けたんだと思います。まあ、それは理解できますがね。
 
「戦後国際通貨史」というテーマなので、長いです(10ページ)。
こりゃあ、来年度の大学での講義の参考資料にできるな、と思いながら書きました。
 
国際通貨金融における不可能の三角形(トリレンマ)、ご存じない方は是非ご覧ください。
勉強しておく価値のある理論です。これだけで、1971年のブレトンウッズ体制終焉の意味も、その後の金融投資のグローバリゼーションも、アジア通貨危機も、現在の欧州の危機も、今後の基軸通貨体制の展望も、全部読み解けるんですから!と言ったらちょっと言い過ぎですがね。