TVの報道を無為に見ているばかりではどうしようもないので、とりあえず義援金を寄付しようと思って、日本赤十字社の以下のサイトから寄付しました。
 
日本赤十字社 (←クリックでサイトにとびます)
今般の東北関東大震災により被災をされた方々、ご家族の皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。
日本赤十字社では、現在、被災地に救護班を派遣するなど、総力をあげて救護活動に取り組んでおります。
〈義援金について〉
このたび東北関東大震災の専用口座を開設いたしました。
 
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2005年にアメリカ南部諸州がハリケーンカタリーナで空前の被害となった時、私はワシントンDCに駐在していたが、アメリカ人の寄付文化の大きさ・強さが印象的だった。アメリカ人は税金(特に連邦税)を払うのが嫌いだという点では(好きな国民はいないが)、先進国の中でもずば抜けている。
 
だから選挙のたびに税金(増税か減税か)が大争点になるのだが、一方で彼らには政府には頼らずに「自分らでなんとかしよう」とする文化というか、草の根的な価値観がある。だから災害が起こるとdonationが殺到する。一般庶民から芸能人、政治家、「ウォールストリートの強欲な連中」までが続々と寄付をする。
 
ただ世の中には悪い奴らもいるから、寄付金の詐欺サイトとかも出回る。だからちゃんと名の知れた、間違いのない組織から募金する必要がある。日本でも同様の詐欺サイトは今回出てくるかもしれない。その点、日本赤十字社なら間違いはあるまい。もっとも有名義援団体を詐称したサイトもありえるので、ご注意頂きたい。
 
アメリカのエコノミスト会合(Conference of Business Economists)のメンバーに今週の月曜日の朝、地震&津波の被害についてブリーフィングをかねて手短なコメントをEメールで送ったら、ずいぶんと沢山、支援・励ましの返事が返ってきた。 
“Our thoughts are very much with you, and with the Japanese people.”
こういう表現が一番多い。ここはとりあえず素直に「じ~ん」と感じておこうか。