IMFの専務理事だったストロスカーン(フランス人)が、NYのホテルでホテルのメイドに「性的な暴行」を加え、逮捕・起訴された5月のニュースは皆さんご存じだろう。IMFのトップであり、フランスで左派の次期大統領候補にあげられていたほどの人物がなんでホテルのメイドをレイプをするわけ???(@_@)。信じられないというのが第1印象だった。だから「政治的陰謀説」も囁かれた。
今日の朝の衛星TV放送でスウェーデンでの「セックス依存症患者」の治療のことが報道されていた。スウェーデンでは、セックス依存症(強いセックス衝動に支配され、やたらにセックスしまくる)は脳内バランスが崩れることによって生じる病気だという認識が定着しているそうだ。
新聞読みながら片耳、片目で見た報道なので記憶が正確じゃないかもしれないが、性的な興奮には脳幹から分泌される「脳内快感物質(ドーパミン?)」が係っているそうだが、「正常人」は大脳皮質のチェック機能が働き、めったやたらなセックス衝動は抑制される。ところがセックス依存症患者は、なんらかの事情で大脳皮質の抑制機能が働かずに、ダイレクトに性衝動が働いてしまうとか・・・(正確な再表現ではないかもね)
ストロスカーン氏は同様のスキャンダルの前歴があったそうで、やはりこのセックス依存症だと判断すると合点ができる。
セックス依存症で思い出すのは、原作マンガ「GANTZ」の大阪道頓堀編に登場する「桑原」である(以下添付画像)。妖怪星人ろくろっ首女を後ろから強姦し、最強のボスキャラ「ぬらりひょん」とのバトルでは、巨大女体モンスターになった「ぬらりひょん」の顔面にしがみついて、ファックしてしまうという「超絶攻撃」をやってのける。しかし奮闘はそこまでで、両手両足をひじ・ひざ下から失う。
ところがそれでも桑原は死なずに、味方の女性におんぶされて退却する時に、「セックス・・・させてくれ・・・・」と呻き、あいそを尽かされ、彼女らに「こいつ捨ててく?」「そうだね・・・」と言われてしまう超異色キャラだ。
GANTZは現在発刊されている31巻まで読んでしまったが、桑原はGANTZ大阪メンバーとして生き残って再生されているはずなので、また登場しないかと期待している。
もうひとつ思い出したのはキャメロン・デュアスが主演する映画"In Her Shoes"だ。
キャリア・ウーマンの姉と自堕落な妹(キャメロン)の物語だが、法律事務所で働く姉はボス(上司)と不倫関係にある。ある日ボスが姉の家を訪れ、扉を開けると、たまたま姉の家に泊まっていた妹(キャメロン)がパンティーとシャツだけの扇情的な姿で立っていた。
なんとこのボスは、姉の情夫でありながら、妹の扇情的な姿にドーパミン分泌120%状態となり、初対面にもかかわらず、いきなり押し倒してファックしてしまう。妹もいい加減な性格だから、されるがままにしている。するとそこへ姉が戻って来て、ファック中の二人を目撃してしまうので、もうめちゃくちゃになる。
プッツンして家を飛び出していこうとする姉に向かってボスは、「待ってくれ、誤解だ。説明させてくれ!」という趣旨の言葉を叫んだと記憶しているが、この場においてどういう誤解がありえようか?なんという説明が可能か?
これがセックス依存症の典型的な行動であるとすると、なるほどストロスカーン氏の超非合理な行動も理解できる気がする。
ストロスカーンの法廷が開始されているが、いっそ「私は病気だった!」と主張を換えて、セックス依存症治療の権威の先生に弁明してもらえば、減刑の余地も出てくるかもしれない・・・。
しかし、セックス依存症の人物がIMFのトップから大統領候補の推されるというフランスは、まあ、なんてセックスについてリベラルというのか、寛容というのか、やはり日本人にはわからない国だ。
竹中正治ホームページ
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