欧米の株式市場は値幅の大きな上下動を繰り返している。昨日は上げてS&P500は1200手前まで回復した。こういう局面で先を読もうとしても、報道される記事はブルとベアーの双方に分かれるから、気は迷うばかりだ。
例えば昨日の記事:
Merkel and Sarkozy set euro deadline FT
France and Germany have set themselves a deadline of the end of October to reach
agreement on a comprehensive package of measures to stabilise the eurozone,
including the recapitalisation of European banks if they need it.
Volatile Market Sends a Warning WSJ
Many investors are entering this week with fresh hopes the worst is over, after last
week's sudden stock-market rebound. But history suggests that in times of market
turmoil, there is a risk that big, sudden gains like last week's will prove temporary
respites before stocks fall again.
上段の記事はそろそろ最悪期も終わってくれるかなとブルな気持を誘うが、下段の記事は「そんな希望はあまい!」と警告する。 まあ、そういうもんだな。
私の経験則では、どかんと大きく下がった後は、①大抵しばらく値動きの荒い上下動が起こる。今はその期間、その後しばらくするとプレーヤーも疲労するためだろうか、②収束局面に入ることが多い。③次のトレンドが現れるのはその後の局面だ。
①の局面では一喜一憂しても無駄で、むしろ値幅を大きく想定した上がったら売り、下がったら買いでポジションの一部を流動化させて小銭を稼ぐチャンスもある。私はMSCI-Emergingを一部売って(売り値900手前、その後800で少し買い戻せたので、900前後では下で買い戻せた分をまた売るかもしれない。
まことに小銭売買である・・・・おそらく長期の投資リターンにはあまり影響が出ないだろう。
しかしこういう局面ではそんなことでもして次の波(上げ潮だと期待して)を待つしかないだろう。
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