PhD!
このたび、京都大学にて経済学博士号の学位をいただけることになりました。
かなり嬉しい(^^)v(^o^)丿(*^。^*)

学位評価対象論文:「米国の対外不均衡の真実」晃洋書房より発刊、2012年2月
学位審査委員会主査:岩本武和教授(国際金融論)

銀行を退職し、大学に移ってから3年かけた作業が実を結びました。
ここに至るまでご助言、ご支援くださった先生方に御礼申し上げます。<(_ _)>
 
大学関係者の方々はご存じのことですが、博士号の取り方は2種類あります。 ひとつは大学院で修士課程、博士課程と進み、博士論文を書いて承認される方法で「課程博士」と呼ばれます。 
 
他ひとつは、「論文博士」と呼ばれる方法で、大学により多少異なりますが、京大の場合は学術的な評価対象になる著作を刊行し、それで大学に申請し、審査(含む口頭試問)を経て承認されるものです。 
大学は自分の母校である必要はありません。
 
私の場合は、学部を卒業して大学院に進まず、52歳まで銀行ビジネスの世界でやってきたので、博士課程はおろか、修士課程も経ていないので、もちろん後者の「論文博士」です。
 
論文博士の場合、事前に自分の著書の学位審査を引き受けてくださりそうな先生にお願いして、ご了承を頂く必要があります。審査作業はけっこう手間がかかりますから、どなたでも引き受けてくださるわけじゃありません。私は京大の岩本武和教授(国際金融論)にめぐり合えたことがラッキーでした。京大の方角に足を向けて寝れません。 
 
修士課程、あるいは博士課程を卒業したまま博士号論文を書いて申請せずに、博士号なしで大学教授をしている方々は、実は沢山おり、特に50歳代以上の年輩の方々には多いです。ただし現在の20歳代、30歳代では大学で教職に就くなら博士号は事実上必須です。 論文博士ならば年齢制限もありませんので、50歳過ぎてからでも挑戦できます。
 
しかし学術書というのは、まことに売れないね(^_^;)
「50歳過ぎてからの博士号の取り方」って本書いたら、売れるかな?
 
 
竹中正治HP
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