既にfacebookで掲載したことだが、昨日10月17日の日本経済新聞、第1面の記事、強い違和感を感じた。
「株取引、7年ぶり低水準 世界でリスク回避
7~9月、債券にマネー流出」
http://www.nikkei.com/paper/article/?b=20121017&ng=DGKDASGD0205H_W2A011C1MM8000
7~9月、債券にマネー流出」
http://www.nikkei.com/paper/article/?b=20121017&ng=DGKDASGD0205H_W2A011C1MM8000
引用:「株式取引が世界で減少している。2012年7~9月の売買代金は約7年ぶりの低水準に落ち込んだ。景気の先行きが不透明になるなか投資家が価格変動リスクを極端に恐れ、株式から債券などに資産を振り向けている。欧米での規制強化の流れも逆風だ。株式市場の活力低下が続くと、企業への成長マネーの供給が滞りかねない」
株式市場の売買出来高は手数料で稼いでいる証券会社には生命線だろうが、そんなこと長期投資家には関係ない。出来高が減れば多少流動性も減る
むしろ人工知能を使ったflash tradingでマイクロ秒の単位の超高速回転で売買が増えていたことの方に違和感を感じる。
おそらく、記者は株式売買出来高が減っているというデータに反応して、証券会社の人達中心にインタビューして、彼らの視点をうのみにして書いているんだろう。三流メディアの記事ならそれでもいいだろうが、日経新聞の第1面記事としては、恥ずかしい(-_-;)
日本の株価は全体では相変わらず不冴えだが、S&P500は昨年末比15%上昇、DAXは25%上昇、世界の今年の株価の上昇は上出来だ。
長期投資家が債券にシフト? そういう方々が沢山いるのは事実だろうが、超金融緩和で歴史的な低利回りになっている長期債にこの局面でシフトしているなんて「負け組」のポートフォリオだ。その反対が正解だろう。
ちなみに海外の株価指数のリンクをはっておこう。
S&P500
DAX
FT
(←ホームページ、リニューワルしました(^^)v)
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