毎日新聞社のエコノミスト4月臨時増刊号に寄稿しました。雑誌は昨日3月24日から販売されています。
「長期投資で勝ち越す『修正積み立て投資法』」  (←最近のヨドバシカメラはオンライン書店もやっている)
 
これは昨年夏にも書いたネタなんですが、今回は相場の短期的・中期的な変動に対応する手法として日経225オプションを買う手法の紹介を加えています。 
 
現物のポートフォリオはそのままにして、大きく下がったら(例として日経平均が1万3000円台)コール買ってコスト限定のナンピンをする。また反対に相場が吹きあがったら(日経平均でまた1万6000円台)プット買ってヘッジする、という極めてシンプルな手法です。
 
まあ、相場でリターンを上げるためには、技法に凝ってもたいてい無駄で、シンプルな合理性を一貫してぶれずに継続できるかどうかだと思います。
 
一部引用:
「筆者は1998年に個人資産のポートフォリオに本格的に株式投資を組み込み始めて以来、一貫してインデックス・ファンドによる長期投資派である。
『それでは投資リターンが上がらないでしょう?』ときかれるが、そんなことはない。米国株のS&P500連動のETF投資は絶好調だし、TOPIX連動の日本株投資(含むREIT)は米国株ほどではないが、そこそこのプラスのリターンとなっている。
 
日本株、長期分散投資で勝ち越す要諦
日本株でも長期でプラス・リターンの要諦は、実に簡単なことで以下の2点に尽きる。①株式投資はTOPIXなど株価指数連動のETFを中心に景気後退後の株価低迷局面でしか買わず、かつ評価損にかまわずナンピン買いをする。②景気回復・株価上昇時には中期的な時間をかけて分割して売り上がり、現金比率を高める。これだけだ。 これだけでどれほどの投資結果の違いになるか、ご覧に入れよう・・・・」(以下図表ご参照)
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まあ、それでも米国株(S&P500のETF)を長期で買い続けてbuy and holdした場合の(円高による為替孫を含めても)リターン(以下の下段の図)には及びませんがね(^_^;)
 
以下の図の説明
上段:TOPIX連動のファンド(ETFか投信)で毎月末に1万円の購入を1990年1月から継続した場合
   2013年12月末時点でキャピタルゲインはわずか累積投資額の8%(除く配当)
 
中段:同じくTOPIXで、基本は毎月末に1万円購入、ただしポートフォリオの評価損が2割を超えた月は
   4万円の増額購入、評価益が2割を超えた月は2万円の売りをした場合
   2013年12月時点でキャピタルゲインは累積投資額の35%(除く配当)
 
下段:S&P500連動のファンドで毎月円資金から1万円の購入を継続した場合
   2013年12月末時点でキャピタルゲインは累積投資額の105%(資産価値が累積投資額の2.05倍
    になる)(除く配当)
 
http://bylines.news.yahoo.co.jp/takenakamasaharu/  Yahooニュース個人
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