本日3月2日発売の週刊エコノミストに円相場について寄稿しています。
今回は編集者の依頼で、今の円安オーバーシュートが将来どのような環境の下で円高に局面転換するか、日銀黒田総裁のインブレ目標(消費者物価指数で2%、除く消費税の引き上げ効果)達成が成功した場合、成功しなかった場合など3ケースに分けて考えてみました。
円安からの局面転換、まだかなり先のことだけどね、事前にどういうことが起こり得るか考えて準備しておく。目先上がるか下がるかという不安定な予想に依存することなく、大局を見ると言うのは、こういうスタンスなんだと思っています。
雑誌の紹介文
引用:「歴史で振り返るなら名目のドル・円相場だけでなく、インフレ率を加味した「実質ドル・円相場指数」を参考にしたい。これで見るといまの円安は5度目の波が起きている(以下掲載図ご参照)。
では、将来に円高局面への転換が起こるとすれば、何が契機、要因となるか。龍谷大学経済学部の竹中正治教授は、「日銀の異次元緩和が成功した場合と失敗した場合にわけて考えてみよう」としたうえで3のシナリオを呈示する。明日発売のエコノミスト「相場は歴史に学べ」--ここが知りたい円安より。」
***