毎度のトムソン・ロイター社のコラムです。ただ今掲載されました。
引用:「ケビン・コスナー主演の米SF映画「ウォーターワールド」(1995年)をご存知の方は多いだろう。水没した世界で、人々はわずかに残る水上の空間や陸地を求めてもがき争う。
欧州諸国のマイナス金利に加え、日銀のマイナス金利導入によって10年物前後までマイナス利回りとなった国債市場は、債券投資家にとってさながらこの「水没世界」の到来だろう。その中長期的な効果と影響について考えてみよう。
その前段として、日銀によるマイナス金利導入について、誤った理解が流布しているので、まず、それについて2点、解説しておく必要がある・・・」
<誤解その1:銀行が日銀当座預金に資金を寝かしているから融資が増えない>
<誤解その2:銀行が国債保有を増やすと融資が増えない>
<量的金融緩和の本質>
<マイナス金利の波紋はどこまで広がるか>
<現金通貨の廃止で可能となる「完全水没世界」>
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近著「稼ぐ経済学~黄金の波に乗る知の技法」(光文社)2013年5月20日