「現代ビジネス」への寄稿、掲載です。
労働分配率の低下の問題を扱っています。
メインタイトル「個人消費がどうしても伸びないのはアベノミクス円安が原因だった」は、本文の内容をかなり単純化したものですので、そのようにご理解ください。
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抜粋引用:「アベノミクスの実績評価については、エコノミストの数だけ異なる評価が存在するような状態だ。とりわけ金融・財政政策については議論の対立が先鋭化しているが、本稿ではむしろ消費、雇用、所得配分という実体経済面について、その成果と問題について指摘しておこう・・・
・・・賃金上昇率の鈍さの背景にはこうした構造的な変化があると私は考えている。その結果、起こっていることは、国民所得に占める労働分配率の趨勢的な低下である。この問題は欧米でも見られ、その原因をめぐる内外のエコノミストの議論も盛んだ。次にこの点を考えてみよう」
図表1
図表2
近著「稼ぐ経済学~黄金の波に乗る知の技法」(光文社)2013年5月20日