ダイヤモンドオンラインへの寄稿です。2020年1月17日に掲載されました。

「日本株長期右肩上がりを支える高利益率の復活、今こそトラウマ脱却の時か」
https://diamond.jp/articles/-/225917

冒頭部分引用:「果たして2020年の景気と株価について楽観的な見通しで良いのか、あるいは警戒的なスタンスを強めるべきなのか、意見が分かれる状態だ。

 舞台の上でどう動けば良いのか混乱した時には「ゆっくり遠くを見る」。これは狂言・能楽師、野村万之丞の言葉だ。筆者は2020年中か遅くとも2021年には米国が景気後退局面に入り、中国の経済成長率の下方シフトも加わって、日本は景気後退となるだろうという中期予測を昨年から維持しているが、より重要なのは長期の大局観だと考えている。

 その観点から2020年代の日本株の動向について、日本株は1990年代のバブル崩壊で失われていた右肩上がりのトレンドを回復し、2020年代には日経平均で3万円を超えるという長期楽観の展望を昨年2度に分けて述べた。

こうした展望が実現する前提は日本の企業部門全体の利益が、景気循環的な変動はあっても、長期趨勢的に増加トレンドをたどることである。そこで今回は企業利益の動向をもう少し詳しく見て、日本企業の利益動向の回復ぶりを確認してみよう。


結論部分引用:「
2020年中、遅くとも2021年には米国が景気後退に移行し、日本経済もそれに伴って景気後退、株価も大きく反落という中期予想は不変であるが、長期的に日本株の比率を増やそうと考えるに至った。ただし、筆者は一発勝負をしない慎重居士なので、ここは基本に立ち戻り、複数の日本株投信を定額積立で買い増すことにした。予想通り株価の反落局面が到来すれば、整斉と買い増す方針である

竹中正治ホームページ:http://masaharu-takenaka.jp/
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