ダイヤモンドオンライへの寄稿です。
今朝掲載されました。
https://diamond.jp/articles/-/236273

冒頭部分引用:「中国・武漢に始まった新型コロナウイルスの感染爆発は、瞬く間に世界に広がり、世界経済は「パンデミック世界不況」とでも呼ぶべき未曽有の事態となった。

 戦後最大の不況に世界が直面する状況下、米国のトランプ大統領は相変わらず自国中心主義を唱えている。一方、中国政府は感染爆発の発生源であるにもかかわらず、露骨なまでの自己正当化に余念がない。こうした現状は国際政治的な観点からは、国際秩序の要となる中核国不在の時代のように見える。

 ところが金融投資の視点から見ると、興味深いことに現状は「米ドル一強」とも呼ぶべき傾向がますます鮮明になっている。端的に言うと過去10年、そして今回の危機でも、ドル相場と株価指数共々に米国の優位が鮮明になっている。それが何を意味するのか考えてみよう・・・