Peter O'Toole 逝く・・・・今朝のNHKBSの各国TVニュースでどこも報道している。
私にとっても懐かしい名優でした。

最も印象的な代表作は次の2つです。
Lawrence of Arabia

Man of La Mancha

いずれも「ヒーロー」と「悩める男」の2つの人格の相克が基調になっていますよね。
O'Tooleは他の映画でも、同じ基調のキャラを演じており、彼の「持ち味」だったと思います。
Man of La Manchaの主題歌
The Impossible Dream (←クリックで映画のシーンに飛びます)
 
この歌、「現実はどんなにボロボロでも、そのどん底で自己の尊厳に覚醒し、栄光への道を歩め」と鼓舞しているんですね。若い頃、なりたい自分のイメージと、それに手が届かない自分の現実の狭間で悩んでいた時代に、このミュージカルに鼓舞されました。私と同じ気持ちの人、他にも少なくないでしょ?
 
今でもこの歌は時々口ずさんでいます。
そうやって「今ある自分」に妥協せず、「違う自分」、「まだ手の届かない姿」をイメージしながら自分を鼓舞して来たから、今ある私が存在するんだと感じています。そしてそのプロセスはまだ終わっていません。死ぬまでいくで~